医者の診察を受けている患者

手に痛みを感じた経験はありますか。手のひらの小指側に特に痛みを感じたことがある方もいらっしゃるのではないかと思います。ケガの場合、その他にも何かの拍子にという場合も多数あると思います。そんな小指に起こる痛みについて原因や対処方法を紹介します。






手のひらの小指側に痛みが?考えられる5大原因と対処方法


1)手のひらの小指側が痛む場合の5つの種類と特徴の違い

(1)腱鞘炎

指の付け根が痛む、曲げづらい、伸ばすのにひっかかり感がある、指の曲げ伸ばしに痛みを伴う、指を動かすときに音が鳴る。などの症状があります。

(2)変形性手関節症

手の指の関節にこわばり、関節に痛みや腫れがある、物をつかんだりつまむときに痛みがある、関節の変形の症状があります。

(3)ガングリオン

指の付け根に米粒大のこぶができる、押したり触ったりすると痛みがある、触らなければ痛みがない、手を動かすときに痛みや違和感がある、などの症状があります。

(4)手根管症候群

親指・人差し指・中指に痛みやしびれが起きる、薬指の親指側の半分に痛みやしびれが起きる、小指には痛みなどはない、手がこわばる感じがある、夜中や朝にしびれが強くなるなどの症状が起こります。

(5)肘部管症候群

薬指と小指に痛みとしびれが起きる、薬指と小指がまっすぐ伸びない、肘を曲げると痛みやしびれが一層強くなる、小指が動かしづらい、握力の低下などの症状が起こります。

2)何が原因?手のひらの小指側に痛みがある5大原因とは

(1)骨の損傷

骨の関節で起こる変形性関節症の影響で痛みが起こります。骨折などではありませんが、指の付け根の関節のことをCM関節といいますが、その関節が他の指よりも可動域が広いので、負担がかかりやすいために起こります。

(2)腱の損傷

手首の手のひら側の骨とじん帯に囲まれた手根管という部分があります。この中を、指を曲げるための腱が通っています。手根管が何かの原因で狭くなったために神経が圧迫されて、手のひらが痛かったり痺れたりということが起こります。

(3)手関節の損傷

手首をひねる、手を強くついてしまうなどして、手関節を損傷するねんざの場合があります。

(4)靭帯の損傷

手首の関節の小指側には複数の靭帯から構成されています。その靭帯がそれぞれの関節の骨同士をつないでいます。このじん帯に損傷が起こると痛みが出ます。

(5)手の使い過ぎ

手の酷使、加齢性の変形などによっても痛みが出てくる場合があります。

3)応急処置を試そう!症状への対処方法とは?

様子を見て問題ない場合は、ガングリオンの症状に当てはまるものの場合、痛みやしびれがなければ、少し様子を見るのもいいでしょう。時間の経過でガングリオンが消滅する可能性があるからです。腱鞘炎の場合も、湿布を貼り安静にすることによってよくなる場合もあります。

腱鞘炎は重症になると手術の場合もありますが、安静にすることが何よりも大切になります。しかし、どちらとも少し様子を見ても症状が改善しない場合は整形外科を受診してください。そして、すぐに病院を受診した方がいい場合は、変形性手関節症の症状に当てはまる場合は、医療機関を受診してください。

症状が進行してしまうと、軟骨がすり減ってしまい関節が変形してしまうためです。他にも、関節リウマチや膠原病の可能性も捨てきれないため、早めに受診することをオススメします。

4)これって病気?病気かどうかの判断基準とは

手のひら、特に小指側が痛い場合は、動作によって痛みがあるかどうかを病気かどうかのケースとしてみる場合があります。つかむことやにぎること、この2つが痛みにつながるようであれば、ケガや病気の可能性があります。骨折の場合には、腫れを伴います。

腱鞘炎の場合には、動かすと痛い、しかし何もしていないと痛くないという状態です。また、他の病気の場合は、神経が圧迫されたりするので、腫れを伴うこともあったり、何もしなくても痛い場合もあります。痛風の場合は、激痛がある場合があります。






5)症状が続く場合には注意!考えられる5種類の病気とは

(1)腱鞘炎

指をスムーズに動かすためには、指に通っている屈筋腱が腱鞘の中を移動しているためです。その間で炎症が起こることにより、指の曲げ伸ばしをする際に痛みや引っかかりを感じたりします。原因としては、指を使いすぎることです。パソコンや家事など指をよく動かすと、発症しやすくなります。また、スマホやタブレットをよく使用する人が長時間に渡り操作をしていると腱鞘炎を起こす事例が多数起きています。

(2)変形性手関節症

指の関節の軟骨がすり減ってしまい、手や指に痛みや変形が起きてしまうものです。指の第一関節、第二関節に起きやすいのが特徴といえます。原因としては、長時間の手作業などの手を使いすぎることが直接の原因になりますが、40歳以上の女性に多い傾向にあります。更年期以降の女性に多く見られる症状であるので、加齢や女性ホルモンと関係があるともされています。

(3)ガングリオン

ゼリー状の液体がこぶ状になり固まったものになります。手首の関節にできたり、手のひらの関節近くにできたりします。原因ははっきりしておらず、手の酷使がきっかけとなることが多いようです。

(4)手根管症候群

手のひらの付け根部分を通る正中神経の圧迫により指に麻痺が起こるものになります。原因は、手の酷使、仕事やスポーツで手を使いすぎたり、骨折やケガによるむくみがある際に症状が現れます。

(5)肘部管症候群

肘の内側を通る肘部管には、薬指と小指の感覚をつかさどる尺骨神経が通っていますが、この神経が引き延ばされたり、圧迫されることでしびれや痛みが出るものをいいます。原因は、仕事やスポーツで肘を酷使している人がなりやすいです。過去に肘のケガや骨折を起こした人もなる可能性が高いです。

6)専門家で行われる対処法は?行われる検査・治療方法

(1)検査方法

まずは医師による問診や、実際の手の症状の確認のための触診を行います。触診でわからない場合、X線やCT、MRIなどの検査で骨の異常などを検査します。また、他の病気の可能性の排除のために血液検査をする場合もあります。

(2)治療方法

まずは、痛みが治まるかどうかを確認するために安静にします。腱鞘炎などの場合は湿布で治まる場合があるので湿布をして様子を見ます。ねんざや骨折の場合は固定しなくてはいけません。ガングリオンや腱鞘炎、肘部管症候群などの場合は手術が必要な場合もありますので、手術も考えられます。その他、ガングリオンの場合は、レーザーで除去をするという治療も行われます。

7)日常生活から改善を!手のひらの小指側が痛む症状への予防習慣とは

(1)手を酷使しない

手を酷使しないとはいえ、家事や仕事でのデスクワークは避けられませんので、手を酷使したら、安静にする。と心がけることが大切です。

(2)姿勢をよくする

座って仕事をする場合には、姿勢を良くしてデスクワークを行うといいでしょう。姿勢をよくすることによって、手への負担が少しでも軽減されます。

(3)手首のストレッチを行う

腕を伸ばし、自分の方に手のひらが反るように指部分をゆっくりと引っ張ってストレッチを行いましょう。

(4)パソコンやスマホに要注意

パソコンやスマホ、タブレットの使い過ぎにも気を付けるようにしてください。手の酷使をすることにつながるので、手を疲れさせる原因となります。手をいたわって、大切にしてください。






今回のまとめ

1)手のひらの小指側が痛む場合の5つの種類と特徴の違い

2)何が原因?手のひらの小指側に痛みがある5大原因とは

3)応急処置を試そう!症状への対処方法とは?

4)これって病気?病気かどうかの判断基準とは

5)症状が続く場合には注意!考えられる5種類の病気とは

6)専門家で行われる対処法は?行われる検査・治療方法

7)日常生活から改善を!手のひらの小指側が痛む症状への予防習慣とは