タブレットで確認をしているドクター

剥離骨折と聞いてもピンと来ない方も多いのではないでしょうか。先ずは簡単に剥離骨折を理解してから、指の剥離骨折についての症状・原因・対処・治療方について説明をします。またリハビリや予後の注意点についても紹介します。 






指の剥離骨折を解説!3大症状・治療方法・リハビリとは


1) そもそも剥離骨折とは何?骨折との違いとは? 

骨折の場合は折れた直後から強い痛みを伴い、動かせなくなる程です。 この症状に対し剥離骨折とは、腱や靭帯などの瞬間的な収縮の力により筋肉が引っ張られて、そこに接合する骨の一部が剥がれ、捲れ上がっているような状態のことを言い、直後の痛みは捻挫や突き指と変わりません。 

2) 症状のチェックを!指の剥離骨折の代表的な症状とは?

(1)指を動かすことができる 

剥離骨折は骨折と違い、骨の一部が剥がれている状態なので最初は指を動かす事もできます。 

(2)捻挫や突き程度の痛み 

痛みに関しても、最初は捻挫や突き指かと思う程度でしかありません。時間の経過と共に徐々に悪化していきます。 

(3)部分的にじんわり痛む 

患部と思われる指をトントンと軽く叩き部分的にじんわりと痛むカ所があれば剥離骨折の疑いが高いと言えます。 

3)指を剥離骨折した場合の初期・中期・後期症状の変化とは? 

(1) 初期 

捻挫や突き指と感違いする程の痛みしかなく動かせるので、骨折時に一緒に負った打撲などの外傷に紛れて気づかないこともあります。 

(2) 中期 

骨折から6時間~24時間程経ってくるにつれ腫脹や疼痛が酷くなってきます。しかし、中にはそのまま何日も症状がなく気づかない場合もあるようです。 

(3)後期 

症状が進み1日~2日程経つと骨折と同様に腫れで指を動かせなくなり、強い痛みを生じ、時には発熱することもあります。 

4) 要チェック!指が剥離骨折してしまう3大原因とは? 

(1) 継続的なスポーツを行っている 

指の剥離骨折はスポーツをしている時の事故から起こることが多く、スポーツ選手や、部活動で毎日の様に身体を動かしている学生など、比較的若い世代に多く見られます。 

(2) 家庭内での事故 

スポーツでの事故以外で多いのが、高齢者による家庭内での事故だと言われます。転倒時や戸の開け閉めの際に指を挟むなどちょっとした不注意から起こることが多いようなので気をつけましょう。 

(3)カルシウム不足 

年齢に関係なく、事故などが起きた際に骨のカルシウムが不足していると骨折や剥離骨折をしやすいと言えます。カルシウム不足だなと感じる方は積極的にカルシウム摂取を心がけましょう。






 

5)自分でできる応急処置は?剥離骨折への適切な対処方法 

(1)まずは、患部を冷やす 

剥離骨折は最初、捻挫や突き指と感違いしているケースが多いですが、どの場合でも先ずは氷嚢などで冷やします。そうする事で幾分か痛みが和らぎます。 

(2)患部を固定し安静 

添え木になる物を使い患部を固定し安定を保ちます。この時、きつくしばりすぎないように注意しましょう。それから安静にして出来るだけ動かさないようにします。 

(3) 病院へ行きましょう 

先ずは、病院に行く事が先決です。直ぐに行けない場合は(1)、(2)の方法で手当てをして病院へ行ける状況になるまで待ちましょう。 

6)専門家を受診しよう!行われる可能性のある検査・治療方法とは 

(1)まずは、病院に行き検査を受けます 

病院は整形外科が一般的でしょう。それから診察を受け各検査へと促されます。最初にX線(レントゲン)を撮り、その状態により更にCTやMRIへと進み、より詳しく原因を探っていきます。 

(2)ギプス・シーネでの治療 

剥離骨折は、安静が大前提となり、ギプスやシーネで固定し、更に包帯を巻いて、患部の安定性を確保します。それから骨がくっつくまで安静にして自然治癒を待ちます。また、サポーターでも治療できますが、病院での治療としてはギプスやシーネで1週間~2週間ほど固定してからの治療となります。 痛み止め「非ステロイド系(ロキソニン、ボルタレン)」と胃薬を一緒に処方されます。 

(3) 手術 

CTやMRIの結果により症状が良くない場合は、金属を体の中に入れて固定し安定化させる手術を行います。 

7)どんなリハビリがある?治療後の予後の生活のポイントとは 

(1) 治療期間 

骨がくっつくまでには、ギプスでの固定治療を始めてから3週間~6週間ほどかかります。また骨がくっついた後も完治までには4ヶ月~6ヶ月ほどの期間が必要となります。 

(2) リハビリの内容 

リハビリとしては冷やしてからの指の曲げ伸ばし程度なので2、3回病院で行なった後に自宅で行う事になります。しかし、剥離骨折は普通の骨折よりも完治するまでに時間がかかると言われています。更に基本的に自然治癒ですから、骨が剥がれた状態で固めますので多少の変形が見られる場合もあります。 早期に回復を望むのであれば自宅でのリハビリをサボらずに行う事が最も重要でしょう。 

(3) 予後の生活の注意点 

タンパク質やビタミン、カルシウムをしっかり摂るように食生活を見直しましょう。また剥離骨折の場合、周辺の筋肉や腱も傷めているのでストレッチなどを日常的にすることが重要です。






今回のまとめ 

1) そもそも剥離骨折とは何?骨折との違いとは? 

2) 症状のチェックを!指の剥離骨折の代表的な症状とは

3) 指を剥離骨折した場合の初期・中期・後期症状の変化とは? 

4) 要チェック!指が剥離骨折してしまう3大原因とは? 

5) 自分でできる応急処置は?剥離骨折への適切な対処方法 

6) 専門家を受診しよう!行われる可能性のある検査・治療方法とは 

7) どんなリハビリがある?治療後の予後の生活のポイント