喉の検査をしている医者

口の中にできものができると痛いですよね。口の奥だのできものは、飲み込むなどの食事に支障が出たり、痛くてやる気が激減したりしないでしょうか。実はできものにも幾つかの種類があります。今回はそんな口の奥のできものの原因や治療方法を紹介します。






口の奥にできものが?注意したい5大原因と治療方法とは


1)口の奥のできものの4つの種類と特徴の違い

(1)痛みのない白いできもの

膿栓と呼ばれるものがあります。別名臭い玉と言われます。これは痛みがないものになります。色は白く、大きさは1ミリから5ミリ程になります。

(2)痛みのない赤いできもの

声帯ポリープがあります。喉の奥の声帯付近にできるできものです。これも痛みを伴いません。声がかすれたり、出しにくい状態が続き、ポリープが大きくなり最悪は呼吸困難を引き起こす可能性のあるものです

(3)痛みのある白いできもの

これは口内炎の可能性が高いです。口内炎は唇やほっぺの裏側、舌などにできることが多いのですが、口の中の粘膜にできるため、口の奥にもできる可能性があります。食べ物、唾液を飲み込むのに痛みを伴います。色は白かったり、黄色がかっていたりします。

(4)痛みのある赤いできもの

口の中の扁桃周辺、軟口蓋周辺にできることが多いものです。子どもに多く、高熱が出るのが特徴です。高熱に加え、赤くはれるので、とても痛みを感じます。できものの大きさは1ミリから5ミリ程度で、透明や白く見えることもありますが、腫れるため全体的には赤くなります。

2)要チェック!口の奥にできものができる5大原因とは?

(1)口内炎

口内炎にも数種類あります。アフタ性口内炎、アレルギー性口内炎、ウイルス性口内炎、カタル性口内炎、カンジダ性口内炎、ニコチン性口内炎といろいろなものがあります。アフタ性口内炎は、口内炎の中で一番多いものです。アレルギー性口内炎は、アレルギー物質を口にしたときに起きるものになります。ウイルス性口内炎は、ヘルペスウイルス感染が原因で起こります。カタル性口内炎は、刺激により起こるものになります。カンジダ性口内炎は、カンジダというカビの一種が増殖を起こすことで口内炎になります。ニコチン性口内炎は、文字通り、喫煙によるものです。口内炎は、疲れやストレス、乾燥、不潔にしていたり、金属アレルギー、または喫煙により起こると考えられています。

(2)血豆

ストレスのせいで口の中を噛んでいたり、歯並びや歯の治療中の口の中の引っ掛かりなどの物理的原因、胃腸が悪い場合などにできます。また、病気により血豆ができる場合があります。再生不良性貧血、突発性血小板減少性紫斑痘、血腫などが考えられます。

(3)乳頭腫

良性の腫瘍です。白く凸凹したものができます。痛みや赤みはないですが、ガン化する可能性もぬぐいきれません。

(4)ベーチェット病

難病の1つになります。ベーチェット病は、慢性再発性の全身疾患です。アフタ性口内炎を伴います。

(5)口腔がん

口の中にできるガンです。盛り上がったような塊やしこりを伴うのが特徴になります。白っぽいのですが、口腔がんの場合は痛みはありません。

3)試せる処置はあるの?できものへの対処方法とは

(1)口内を清潔に保つ

基本的には口内を清潔に保つことが対処法になります。正しい歯磨きやうがいが大切になります。

(2)口の奥を酷使しない

喉を酷使しないことも大切なことです。無駄に大声で発声したり、仕事上、発声することが日常の人は、発声方法を見直すなども必要です。そして、喫煙も大きな障害となります。喫煙の回数を減らしたり、禁煙もいい方法です。

(3)しっかり栄養を摂る

免疫力が低下すると口の奥にできものができたりします。そのためにはしっかりと栄養を摂ることです。ビタミンAやビタミンB2を摂ると効果的です。

(4)安静にする

ウイルスが原因の場合は、予防のワクチンなどもないので、きちんと栄養補給や水分補給を行い、安静にすることが大切です。食事がとれない場合もありますので、その場合は病院を受診し、点滴や流動食などから栄養を補給することになります。熱が高い場合や、症状が改善しない場合は必ず病院を受診してください。






4)これって病気?病気かどうかの判断基準とは

口の中の病気の代表核、口内炎。しかし口内炎を、たかが口内炎とは簡単に片づけられない部分もあるのです。口内炎は体調のバロメーターともいえるかもしれません。口内炎と思っていたのに、実は難病のベーチェット病の可能性や、ウイルスや細菌による感染が原因のカンジダ性口内炎やヘルペス性口内炎があります。

ウイルスのものは感染するのでとても気をつけなければなりません。口内炎以外にも危険信号を持っているものがあります。白板症と呼ばれるもので、口内炎と間違えられがちなのですが、口内炎が治る約2週間という期間で、範囲が広がり、びらんや潰瘍やしこりがみられるようになります。

これらの症状がみられると、初期の口腔がんの可能性があるので、早期に病院を受診してください。紅板症と呼ばれるものもあります。舌や歯茎の口腔粘膜が鮮紅色になって、明らかに色に異常が起きているのがわかります。食べ物、飲み物、歯ブラシがあたると刺激を感じ、50%ががん化したり、すでにがんになっている場合もあるのです。この場合はガンの可能性を排除するため、手術によって切除することになります。

5)痛みが治まらない場合は注意!考えられる4種類の病気とは

(1)手足口病

手足口病とは、コクサッキーウイルスにより引き起こされる病気です。感染から3日から5日後に、口の中や手、足などに2ミリから3ミリの水泡ができます。子どもに多い症状で、夏に流行することが多いです。ほとんどが軽傷のため、経過観察になることが多いです。高熱、嘔吐、ぐったりするなどの症状がみられるので、早めに小児科や内科を受診してください。

(2)ヘルペス

ヘルペスウイルスにより引き起こされる感染症になります。口腔内の粘膜、口唇、指などに多くできものができます。透明や白い水ぶくれができます。単純疱疹の場合は、単純ヘルペスによるものです。かゆみや痛みが出た後に赤くなり水泡ができます。酷い痛みを伴います。実際に、経験がありますが、私はこれで入院をしました。食べれない、飲めない、トイレもできない、そんな状態でした。1週間から2週間で潰瘍がかさぶたになり治ります。帯状疱疹の場合は、水痘、帯状疱疹ウイルスによるものです。口唇や舌、口腔粘膜に水泡ができます。発疹は片側にのみ現れ、左右対称ではありません。ヘルペスは、感性性のものです。感染力が非常に強いため注意が必要です。

(3)粘液嚢胞

直径5ミリ前後で小唾液腺のある所にできます。唇を噛んだりした時に小唾液腺が傷つくことによって、中に唾液が溜まって膨らんだものになります。特に痛みはありません。すぐにしぼみますが、再び膨らんでくることもあります。

(4)ガマ腫

耳下腺、顎下腺、舌下腺の大唾液腺の中のうち、舌下腺にできる粘液嚢胞になります。唾液が貯留して口腔底部が大きく膨らむのが特徴です。粘液嚢胞やガマ腫はほとんどの場合痛みがありません。ただ、一旦しぼんだとしても、自然治癒することはなく、再発することが多いので、一度歯科医で診察を受けるのをオススメします。

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6)気になる場合は受診を!試したい検査・治療方法とは

(1)検査方法

口の中のことになりますので、口腔外科を受診し、問診し実際に口の中を見てもらうことになります。もしも、高熱を伴う場合は、内科や子供の場合は小児科を受診することになります。その場合は、問診、触診、聴診器で胸の音を聞いてもらうなど行い、場合によっては、血液検査や細胞の検査などを行います。

(2)治療方法

軽傷の場合は、経過観察であったり、清潔に保つことで症状の改善が見られますが、高熱が出たりして重症の場合は、入院しての点滴などの治療を受けます。ステロイドを内服しての治療を行う場合もあり、また、ウイルスが原因の場合口の中だけではなく別の場所にも水疱やできものができたりするので、ステロイドの塗り薬を使用する場合もあります。

7)日常生活で改善を!口の奥のできものへの予防習慣とは

(1)生活習慣を見直す

口の中を常に清潔に保つことがとても大切になります。粘膜は硬いものなどで傷つきやすいので、歯磨きの際力の入れ過ぎなどには気をつけましょう。

(2)食事で摂りたい栄養

ビタミンA、これは肉類やチーズに多く含まれるものです。皮膚や粘膜の正常化に役立ちます。βカロチン、カボチャやニンジンなどの緑黄色野菜に含まれる栄養素です。ビタミンAとしての役割に加えて活性酵素を抑える働きがあります。ビタミンB群、レバー、ウナギ、バナナ、牛乳、卵、などに多く含まれる栄養素です。このビタミンB群が不足すると口の中にできものができやすくなります。

(3)ストレスを溜めない

ストレスは万病の大敵です。ストレスから、口の中にできものができたりもしますので、ストレスはなるべくためないようにしましょう。

(4)禁煙する

喫煙も口の中にできものができる大きな原因です。ですので、禁煙をしてみるのも一つの方法になります。

(5)しっかりした睡眠をとる

睡眠は体にとってとても大切なものです。睡眠をとることで、体の疲れをしっかりとることができ、ストレスも軽減することができます。1日6~8時間程度と自分にあった睡眠をしっかりとるようにしましょう。






今回のまとめ

1)口の奥のできものの4つの種類と特徴の違い

2)要チェック!口の奥にできものができる5大原因とは?

3)試せる処置はあるの?できものへの対処方法とは

4)これって病気?病気かどうかの判断基準とは

5)痛みが治まらない場合は注意!考えられる4種類の病気とは

6) 気になる場合は受診を!試したい検査・治療方法とは

7)日常生活で改善を!口の奥のできものへの予防習慣とは