女性患者の足の検査を行っている医者

一言で痙攣と言っても、幅が広過ぎていまひとつピンと来ない方も多いでしょう。痙攣と言えば目や口、足などがピクピクとする事はもちろんですが足がつる症状もまた痙攣の一種なのです。今回は足の痙攣の種類・原因・病気の可能性・治療方法をご紹介します。






この足の痙攣はなに?注意したい病気と3大原因とは 


1) そもそも痙攣とはなに?メカニズムとは? 

全身や、一部の筋肉が意図せず発作的にピクピクと収縮する不随意運動の事です。てんかんと混同されがちですが、てんかんとは病名であり別物です。ですが、てんかんが原因で痙攣を起こす事も確かにあります。しかし必ずしも痙攣を起こすワケでは無いので区別が必要です。痙攣はてんかん以外にも脊髄や神経の興奮など様々な原因で起こります。 

2) どんな症状が現れる?足が痙攣している場合の主な症状とは 

(1) 足のつりや、一部分がピクピクする 

足がつるような感覚や実際につってしまうなど、足の一部がピクピク動いてしまう症状が数秒~数十秒あります。 

(2) 足の筋肉が無意識に動く 

(1)よりも、大きく足の筋肉から無意識に動いてしまう症状が数十秒~数分続きます。 

(3) 足の筋肉が無意識に激しく動く 

(1)、(2)よりも更に大きく、激しく足の筋肉が無意識に動き、酷い時には1時間以上も続く事があります。この場合は神経を調べる必要がありそうです。 

3) 痛むのはなぜ?足の痙攣の3大原因とは

(1)筋肉疲労 

皆さんもスポーツ中に足がピクピクしたことや、つってしまった経験などあると思いますが、それは筋肉の疲労によりマグネシウムやカルシウムの成分が乱れ神経伝達のバランスが崩れてしまったためと考えられます。 

(2)ストレス 

精神的にストレスを感じ過ぎると、自律神経に障害が生じ痙攣を起こす事があります。自律神経失調症や鬱病などがそうです。 

(3)ミネラル不足 

ミネラル(主にカルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウムなど)を電解質と言い電解質異常が原因となり痙攣を起こします。スポーツによる筋肉疲労でカルシウム、マグネシウムなどミネラルが不足する場合はもちろん、普段の生活においても発汗や脱水症状などの可能性はありミネラル不足を起こします。 

4) 試せる応急処置はあるの?痛みへの対処方法とは

(1)足がつった場合 

足がつり、痙攣が起きている場合はゆっくりと伸ばしてあげると痛みや痙攣がなくなります。 

(2)クッションを挟む 

膝下にクッションを挟みゆっくり屈伸運動をします。一度つってしまい痙攣すると繰り返す事があるので、それを防止する効果があります。 

(3)水分補給をする 

ミネラル不足によって、起こった足のつりや、痙攣かもしれないので水分補給をして様子を見ます。






5) これって病気?病気かどうかのチェック項目と判断基準とは 

(1)時間を測る 

痙攣の起こっている時間をおよそでいいので測ります。数秒から数十秒であれば、そこまで問題はありません。しかし数十秒から数分、またはそれ以上続く場合には何らかの病気が疑われますので病院に行きましょう。 

(2)熱がある 

熱があり、痙攣を起こした際は要注意と考えなければいけません。更に熱が上がるようならば何らかのウイルスによる脳炎の可能性もありますから、熱が出て痙攣が起きた場合は病院へと急ぎましょう。 

6) 症状が続く場合は注意・・考えられる5種類の病気とは 

(1)てんかん 

脳神経の電解質が興奮状態になる病気で、これにより痙攣や意識障害を突発的に起こします。基本的には全身痙攣となる事が多いようですが、時には一部身体の痙攣となる場合もあります。 

(2)ウイルス性脳炎 

体内でウイルス感染が広がり脳や脊髄に進入する事で起こる病気です。日本脳炎やインフルエンザ脳炎、ヘルペス脳炎などがあり、ウイルス感染した初期症状は風邪に似ていますが、脳や脊髄に進入すると高熱や嘔吐、頭痛、更には麻痺や意識障害、呼吸困難に昏睡状態まで至り死亡してしまう事もあります。 

(3)破傷風 

体内の破傷風菌が神経毒を生成し、筋肉の硬直や痛みと一緒に痙攣を引き起こします。悪化すると呼吸不全で死にいたるケースもあります。 

(4)脳腫瘍・脳梗塞 

脳腫瘍ができる事により、嘔吐や鈍痛、手足の痙攣があらわれます。脳梗塞は血管が詰まる事による脳組織の破壊ですから、脳梗塞を患った後は痙攣を起こしやすくなります。 

(5)自律神経失調症・鬱病 

自律神経失調症は精神的ストレスなどにより自律神経が乱れ発症します。症状として、だるさ、頭痛、めまい、肩こり、多汗、しびれ、不整脈、不眠などがあり、痙攣も起こします。 鬱病はネガティブ思考、気力低下、倦怠感、やる気や興味が湧かないなど、心が不安定になり、自律神経失調症と同じような症状を起こします。 

7) 治まらない場合は病院へ!症状への3つの検査・治療方法 

(1)内科、神経内科、脳外科を受診 

足の痙攣が長い時間続くや、何回も繰り返す時には何らかの病気が原因かも知れませんから病院で診察を受けます。 

(2)全身痙攣や頻繁な痙攣の場合 

この場合は、てんかんや、脳腫瘍、脳炎などの可能性があり、CT検査、MRI検査、脳波の検査などを行います。治療はてんかんであれば抗てんかん薬の投与を行い、脳腫瘍の場合は悪性であれば外科的摘出手術に放射線治療など、それぞれに合わせた治療をしていきます。 

(3)自律神経失調症や鬱病 

自律神経失調症や鬱病は心療内科や神経科に通院し安定剤やホルモン剤などの薬物治療となります。 

8)生活習慣を整えよう!足の痙攣の症状への予防習慣とは

(1)適度な運動 

スポーツなどの筋肉疲労が原因となり痙攣は起こります。だからと言って普段から運動をしないのは、急な運動をした時に逆に痙攣を起こしやすいと言え、普段からこまめにストレッチなどの運動を行う事で痙攣の予防になると言えます。 

(2)栄養・水分・睡眠 

栄養、水分、睡眠は、どれも不足すると痙攣を起こす原因となります。ですからバランスの良い食事や電解質を含むスポーツ飲料など水分を摂り、睡眠時間にも気をつける事で痙攣を回避していきましょう。 

(3)冷やさない 

身体が冷える事で筋肉が硬直し痙攣へと繋がります。冬はもちろん、夏でもクーラーなどで足などを冷やさないように心がけましょう。






今回のまとめ 

1) そもそも痙攣とはなに?メカニズムとは? 

2) どんな症状が現れる?足が痙攣している場合の主な3大症状とは 

3) 痛むのはなぜ?足の痙攣の3大原因とは

4) 試せる応急処置はあるの?痛みへの対処方法とは 

5) これって病気?病気かどうかのチェック項目と判断基準とは 

6) 症状が続く場合は注意・・考えられる5種類の病気とは 

7) 治まらない場合は病院へ!症状への検査・治療方法 

8) 生活習慣を整えよう!足の痙攣の症状への予防習慣とは